元銀行員の実態ぶっちゃけブログ

元銀行員が語る銀行の実態を、言っても問題ない範囲で言うブログです。

2015年11月

新卒就職活動の時期には、リクルーター活動というものが行われます。

若手社員がまず新卒入社希望の学生に会って面接を重ね、優秀な学生を選別し、人事部の面接へ学生を送り込むまでのプロセスを担っているのがこのリクルーター活動です。

この採用期間に、若手社員たちは平日は通常業務、土日はリクルーター活動と、休みなく働きます。もちろん若手社員は文句を言いつつリクルーター活動に参加するのですが、その一方である種の高揚感や選民思想的なものも味わうことになります。ある基準を設けて学生をジャッジしていくわけで、少なくとも自分たちはそのジャッジを乗り越えて今ここに採用されて勤務しているんだというある種の選民思想と、自分が選ぶ立場にあるという高揚感は、少なからず気持ちの良いものなのです。

年次を重ねていくと、そのリクルーター活動の中でリーダーになる人なども現れます。各大学、大きい大学では各学部ごとにリーダーがいるので、せいぜい数人の中から選ばれたリーダーでしかないのですが、そのリーダーをやることはある種人事部から評価を受けたことになるので、みんな嫌々そうに装いながらもうれしそうな顔をします。

こうして若手社員の銀行への忠誠心は培われます。

部署で飲み会が行われた時、飲み会で支払うお金にはけっこうな傾斜がついています。

ひとり5000~6000円くらいの予算のところに行った場合、

部長     20000円
副部長    15000円
その他偉い人 10000円
係長レベル  8000円
平総合職   6000円
新人総合職  3500円
一般職    3000円

こんな感じで、支払う額が違います。

これを「傾斜」と言い、「傾斜かけといてね!」というふうに使います。

この傾斜をうまい具合に調整することが非常に重要です。飲み会の幹事は、時に副部長レベルにまでこの傾斜の具合を相談して、皆さんにメールでお知らせしなければなりません。

会社で飲み会があった後、精算をその場ですることはありません。これは一般の会社でもよくありますね。誰かが立て替えて、後で精算をします。

面白いのは、そのあとのお金の受け渡しが、銀行振り込みということです。基本的にみんな同じ銀行の口座に給与振込がなされているため、その口座を使って振り込むと送金手数料がゼロになるため、みんな銀行振り込みを多用します。

支店の違う同期などと飲んでも、その場で精算することなく後日資金の受け渡しが可能なので、このあたりは便利だったかもしれません。

この風習に慣れすぎると、銀行外の友人にもこの技を使おうとしてドン引きされるんですけれどね。

どこのお店とは言いませんが、男女関係を起こした人が集まる支店、なんていうのも聞いたことがあります。

詳細は控えますが、場所的には、僻地で遊ぶものが何にもないところです。

その店は、そんな静かな街とは似つかわしくないような、ギラギラした男子がたくさんいるそうです。

ちょっと面白いですよね。

例えばおしゃれな都会のお店に配属になったとしても、「ランチはオシャレなカフェで食べよっと♪」などと考えてはいけません。

銀行には十中八九、食堂が併設されています。昼食はかならずそこで食べなければなりません。理由は制服着たままの人が誘拐されちゃいけないとか、いろいろ言われていますが本当の理由はよく分かりません。そこで食べない日が続くと、小さい店舗なら食堂のおばちゃんから上司に報告が行って、「なんかあったの?」とか言われます。出てくる昼食が美味しいのかって? 種類は1種類か多くて2種類、そんなに味は期待しない方が身のためです。

ただし、本部の食堂だと色々選べますよ。店舗勤務の人は、本部勤務の人がうらやましくて仕方ありません。

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